「うどん県」のうどんについて

うどんといえば、香川県が有名です。県内には多くのうどん店が立ち並び、遠方から訪れる人も少なくありません。香川県でうどんが有名になったのは、9世紀頃だと言われています。ある僧侶が中国に渡り、うどんの製法や材料などを持ち帰ったのがきっかけなのだそうです。もともと香川県は降雨量が少なく、米作りに適さなかったため、代わりに麦が作られていました。ですから、よその地域よりも多くの麦が作られており、うどんは香川県の名物として浸透していったようです。

このような経緯で香川県に広がっていたうどんは、21世紀には醤油や塩で味付けした出汁で食べるのが一般的になりましたが、以前は味噌で味付けされた煮込みうどんが人気を博していたといいます。しかし、時代は変わっても、香川のうどんは他のうどんに比べて弾力が強く、噛み応えがあるため、健康な歯でないと噛み切れないうどんを提供する店も多くあると聞きます。その理由としては、香川県では、うどん生地を練る際に、足踏み作業が行われるからなのだそうです。太い棒で叩いてうどんを作る店もありますが、香川県のうどん店では、主に足踏みをして生地を練っている手法がよく用いられています。そのため、力強いコシが生まれ、簡単には噛み切れないほどの麺ができあがるというわけです。

このような特徴を持つ香川県のうどんは、人によって好みが別れるかもしれません。しかし、うどん好きの人は、一度は食べてみる価値があるのではないでしょうか。香川県に足を運ぶ機会があれば、ぜひうどんを食べてみてください。